血液班2009年度活動報告 犬 飼 岳 史
2009年度は、非血縁者間臍帯血移植を2件、血縁者間骨髄移植を1件行って移植は累計で89件に、骨髄バンク・ドナーの骨髄採取は7件行って累計で56件になりました。大学院生が1名も在籍していないという窮状にありましたが、幸いと言うべきか新規の症例が比較的少なくて、何とか乗り切ることができました。その分、研究面の成果は少なく英文の原著論文がゼロという空白の1年となってしまいました。ただ、2010年度は半年足らずで4報の英文原著論文が出ているので、こちらはacceptのタイミングのいたずらと言えなくもないのですが、症例報告論文が非常に少ないのは問題があります。学会では毎年少なくとも6報の症例報告を行っているのに対して、2006年からの4年間で症例報告論文として世に出たのは英文2報と和文6報の合計8報に過ぎません。 【症例報告】 【総説・著書】 【講演】 1.学術講演 1) 犬飼岳史. Possible involvement of TNF-related apoptosis-inducing ligand in graft-versus-leukemia effect after allogeneic stem cell transplantation. 18th Nagoya International Blood and Marrow Transplantation Symposium 平成21年4月26日 キャッスルプラザ 名古屋 2) 犬飼岳史. 小児科領域の血液疾患 小児難治性白血病. 第10回日本検査血液学会 平成21年7月4日 山梨大学武田キャンパス 甲府 3) 合井久美子. 小児科領域の血液疾患 先天性骨髄不全症. 第10回日本検査血液学会 平成21年7月4日 山梨大学武田キャンパス 甲府 4) 杉田完爾. 小児血液疾患の基礎. 第1回研修医(初期・後期)のための血液学セミナー 平成21年7月10-12日 大津プリンスホテル 大津 5) 杉田完爾. 細胞傷害分子とGVL効果. 水谷班・林班・石井班合同夏期セミナー 平成21年7月25日 大和屋本店 松山 6) 犬飼岳史. 17;19転座から学ぶ小児難治性白血病の病態. 第24回神奈川小児血液腫瘍若手の会 平成21年8月29日 ホテルキャメロットジャパン 横浜 7)合井久美子. 難治性神経芽腫に対する治療戦略 - 国内での新規取り組み Auto-allo(UCBT)の有用性について 第25回日本小児がん学会プレジデンシャルシンポジウム 平成21年11月28日 東京ベイホテル東急 浦安 8) 犬飼岳史. 細胞傷害因子TRAILの抗白血病効果とGVL効果における意義. 第1回小児がん学術セミナー 平成22年3月27日 東京国際フォーラム 東京 2.一般講演 1) 杉田完爾. 造血幹細胞移植. 山梨県下高校生への公開授業「ヒューマンサイエンスの世界へ」 平成21年7月29日 山梨大学医学部看護教育棟 中央 2) 犬飼岳史, 大島智恵. 小児科病棟プレイルーム内での楽つみ木広場活動. 第2回楽つみ木広場セミナー 平成21年8月11日 三菱ビル コンファレンススクエア 東京 3) 杉田完爾. 子供を守る医療の未来. 山梨大学医学部オープンキャンパス 平成21年8月20日 山梨大学医学部臨床講堂 中央 4) 杉田完爾. 新型インフルエンザの動向と対策. 管理・感染対策のための職員研修 平成21年9月1日 山梨大学医学部臨床大講堂 中央 5) 杉田完爾. (新型)インフルエンザの臨床と対策. 山梨大学公開講座「すこやかに生きる」 平成21年10月15日 山梨大学医学部臨床大講堂 中央 6) 杉田完爾. 新型インフルエンザについて:臨床編. 第2回理科教員ステップアップ研修会 平成21年度山梨県高等学校教育研究会 平成21年10月20日 甲府西高校 甲府 7) 杉田完爾. 新型インフルエンザ:臨床とその対策. 甲府感染対策フォーラム2009 平成21年11月12日 山梨県男女共同参画センター「ピュア総合」 甲府 8) 杉田完爾. (新型)インフルエンザの臨床と対策. 第14回医療福祉健康講座・山梨大学公開講座「すこやかに生きる」 平成21年11月21日 山梨県男女共同参画センター「ピュア富士」 都留 9) 犬飼岳史. 大学病院小児病棟でのミュージアム活動の試み. アートミーツケア学会2009年大会 平成21年12月6日 慶応大学三田キャンパス 東京 10) 杉田完爾. 新型インフルエンザ:去年から今年の状況. 峡中山百合会 平成22年3月25日 湯殿館 中央 (本稿は、2010年度同窓会誌に収録した内容を一部編集して掲載しました。) |
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