小児科では、今年度から各分野におけるエキスパートによる実技を中心とした講習会を定期的に行ないます。これは、後期研修医と大学および関連施設に勤務する若手・中堅小児科医を対象に、診断・治療のレベル・アップを図ることを目標として行なうものですが、ベテラン小児科医のブラッシュ・アップも兼ねています。
今回は、その第一回目として山梨県立中央病院新生児科の内藤敦先生と根本篤先生を講師に、新生児心肺蘇生法に関するレクチャーと実技指導が行なわれました。
開始時間を午後6時にしたため関連病院からの参加者も多数あってにぎやかな会になりました。医局で新たに購入した蘇生練習用の人形2体を用いて、心臓マッサージや人工呼吸、気管内挿管を体験することができましたが、人形とは言っても換気が悪いとチアノーゼが出るため臨場感のある実技研修になりました。時間は少しかかりましたが、学生、研修医、小児科医みんなが経験できたことはとても良かったと思います。学生のなかには医師と同じように蘇生できた者もいました。
今後は看護スタッフとも合同で定期的に実技講習会を開催していきます。
(平成20年7月・小林基章・記)
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