松村誠さんの写真展

以前から病棟に八ヶ岳やアラスカの写真を展示して下さっている松村誠さんが、 今回はアフリカで撮影してきた写真を展示して下さいました。
 子ども達にお馴染のライオン、キリン、ゾウ、シカが、雄大な自然とともに収められた写真は、 どれも迫力を持って訴えかけてきます。子ども達はもちろん、ご両親やスタッフも足を止めて見入っています。
 廊下の2ヵ所に展示された10枚の写真は、たちまちに動物達の持つ「もう1つの時間」の流れに引き込んでくれて、 病棟にいることを忘れさせてくれます。

 どの動物も見知った存在であるのに、草原や水場での生き生きした姿と表情には、 動物園では決して見られない堂々とした風格が備わっていて、この地球に生きているのは人間だけではない ことを改めて教えてくれているようです。

 虹の立つ草原や、雲の渦巻く広い空、ゾウよりも太い幹を持つバオバブの木の写真は、 包み込むような優しさで見ている者に不思議な力を与えてくれます

(この展示は花王コミュニティミュージアム・プログラム2009の助成で行われています)


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