3月25日に人形劇の会が開かれました。この会は、長期入院している子供達に「治療や検査を乗り切るためのエネルギーを送りたい」という目的で、日本財団(船舶振興会)のサポートのもとに、「のぞみ財団」が行なう全国事業の一環として開催されたものです。
上演されたのは、NHKテレビにも出演した「人形劇団オフィスやまいも」による「あいさつのきらいな王さま」です。物語は、たくさんのあいさつにウンザリした王様が「あいさつを禁止する!」とおふれを出すことから始まり、劇団の人達と一体化した人形の迫力に、子供達はたちまち物語の世界へと引き込まれていきました。そして「あいさつ」を通じた人のつながりの大切さを感じた様子でした。舞台が仕立てられた病棟デイ・ルームは、数百個の色とりどりの風船も飾られてワクワクするような雰囲気に包まれていました。そして会が終わり、持ちきれないぐらいたくさんの風船をいただいて満面の笑みを浮かべる子供達の姿に、会の目的が十分に達せられたことを感じました。
最後に、熱演していただいた劇団の皆様と、会場の設営をしてくれた学生ボランティア・サークルsunny smileのメンバー、そして「のぞみ財団」の皆様をはじめ開催にご尽力いただいた皆様に御礼申し上げます。
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