後期研修情報トップページはこちら

初期研修情報はこちら

前のページへ戻る

■1.山梨大学医学部小児科、研修体験記■

 


後期研修病院の紹介
-こどもの笑顔をやりがいに楽しく働き学ぶ-

平成12年度入局
HS

  私の勤務する山梨赤十字病院は富士北麓地域の基幹病院のひとつで、病室からは富士山麓の松林が美しく見えます。小児科には部長と医長と私の3名が勤務していますが、昭和大学の前期研修病院として4名前後が在籍し、小児科にもローテーションしてきます。外来と入院を私たち3人で分担して担当しており、病棟は主治医制をとっています。また、地域の周産期医療を担う病院のひとつであるため、産科と連携をとりながら病的新生児も診ています。重症症例や珍しい疾患に出会うこともしばしばありますが、お互いによく相談できるので安心して働けます。そして月3回の地域の乳児健診や、2ヶ月に1回の母親学級での予防接種の講義や養護学校での検診など、院外の保健活動も小児科医としてやりがいを感ずる場面になっています。病棟には、プレイ・ルームがあって保育士さんが常勤しており、こども達の笑顔が多く見られるのはとっても嬉しいです。
 個人的には専門を志す小児神経の分野で、けいれん性疾患や発達障害の専門外来を受け持ち、学校の先生との連携会議や、療育相談、地域の健診などにも参加させてもらっています。単に小児科医としてだけでなく小児神経専門医としても、いろいろな経験が出来るとても幸せな環境だと思っています。また、他部署や他科との協力体制も出来ていますし、看護スタッフも熱意があって疾患の勉強会やクリティカルパスの導入・改訂などを協力して行っています。自らが成長するだけではなく、こどもとその家族が笑顔になって帰っていく姿をたくさん見ることができるので、日々楽しく働いています。
今年の秋からは当地域でも小児初期救急医療体制がスタートするため、入院が必要な児の受け入れを担当する二次輪番病院として活躍することになりますが、輪番以外の日の負担が大きく軽減されるのでオン・オフのメリハリのある生活になると楽しみにしています。

(平成20年3月・入局8年目・記)

 

後期研修情報 トップページはこちら   

初期研修情報はこちら   

前のページへ戻る