古市嘉行先生が第1回日本小児血液学会賞を受賞しました


 第1回日本小児血液学会賞に、当科の古市嘉行先生の『Fms-like Tyrosine Kinase 3 Ligand Stimulation Induces MLL-Rearranged Leukemia Cells into Quiescence Resistant to Antileukemic Agents(Cancer Research 2007;67:9852-61)』が選出されました。この論文は、がん研究の分野で最も権威あるCancer Research誌に掲載されたものです。
 日本小児血液学会賞は、「わが国で行われた小児血液学の分野における秀でた臨床および基礎研究を顕彰することで会員の研究意欲を高め、わが国の小児血液学の発展を図ること」を目的として昨年設立され、「国内外の医学雑誌に掲載された原著論文で、国内の施設で行われた研究」を対象に、基礎と臨床分野から各1編の論文が選出されるものです。古市先生の論文は非常に高い評価を受け、選考委員会の全会一致で選出されました。
 今回の受賞は、山梨大学小児科の血液学関連としては、平成11年第60回日本血液学会奨励賞(犬飼岳史:E2A-HLF融合転写因子におけるアポトーシス抑制能の検討)と、平成14年度大谷賞(合井久美子:小児造血器悪性腫瘍の診断におけるCD45/SSC gating法の有用性と危険性)に次いで3件目になります。
 古市先生は、2008年11月14-16日に千葉市で行われた第50回日本小児血液学会において、総会の席上で表彰を受けるとともに、特別講演を行いました。

 古市先生の喜びの声と、論文の内容はこちらをご覧下さい。


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