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女性医師の子育て記です。
女性の皆さん、子育てだって大丈夫!
旦那様や周囲の人に支えられて、
こども達もみんな元気に育ってます。


医師16年目
2歳 息子
小児科医を10年以上経てからの子育てでしたが、想像以上に体力も忍耐力も必要で、仕事と子育ての両立をあまく見ていたなというのが私の感想です。今は子供は近くの保育園に預けて、大学の小児科で育児短時間勤務というかたちで働かせてもらっています。働くとなれば子供と離れて一緒にいられる時間が少なることになり、親としての責任は果たせているのかなとか、大事な事を見逃してないかなと不安になることはしょっちゅうです。ただ小児科も重症な患者さんも多く、決して片手間でできるものではなく責任もあり、とても忙しい仕事です。そんな状況の中、短時間勤務で働けるのは、他の小児科スタッフの方々の御理解と御協力のおかげです。
仕事と子育てのバランスは難しく、人それぞれだし私もまだ模索中です。でも小児科医は子育ての経験を、仕事に充分生かすことができる仕事でもあり、上手く両立できるような方法がそれぞれ見つけられるようになればいいなと思います。

卒後15年目 娘2人(年長、年少)

 入局して8年間、新生児科を含め5つの病院に勤務しました。内科医の夫と結婚後、夫の出向で県外へ転居し、その間に2人娘を出産。5年後に山梨に戻り、今は関連病院でワークシェアの形で週の半分外来をし、残りは大学院生として細々と実験に取り組んでいます。
 県外にいた5年間、基本的には専業主婦でしたが、外で働かない生活が苦痛で、自ら仕事を探し、成人対象のワクチン外来や、小児初期救急センターの当直をしたこともあります。最後の1年は総合病院で非常勤として週3日程度の外来勤務をしましたが、3年近い空白期間を経ての復帰だったので、かなりの勇気が必要でした。また医局とは縁もゆかりもない環境での仕事だったので、それなりに緊張感がありましたが、仕事をしていた8年間で学んだことを思い起こし、また小児科専門医を取得済みだったこともあって、比較的スムーズに仕事復帰ができました。
 山梨に戻ってからは、外来と実験と育児と家事とに追われる日々ですが、夫婦とも山梨出身で、幸運なことに両方の家族の協力が得られます。家族の理解なしには、今の生活は成り立ちません。中でも、娘たちには一番感謝しています。母親が当直で不在の夜があっても、保育園の迎えが閉園ギリギリでも、両方の実家に交互に預けられても、母の手料理が手間暇かけられていなくても、それでもいつも「ママおしごとがんばってね。」と笑顔で手紙をくれ、全力でワガママを言って、全力で甘えてくれる娘たちが、今の私を支えてくれています。母として、小児科医として、我が子から多くのことを教えられています。
 未熟な私ですが、学位取得やサブスペシャリティの専門医取得に向け、医局のご理解のもと、自分のペースで取り組んでいます。育児をしながら仕事を続けてこられた先輩方が大勢いる医局ですので、医療だけでなく、仕事をする姿勢なども学ぶことができ、恵まれた環境だと感謝しております。

3.優しい育メンパパ

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