廣瀬衣子先生が第1回日本小児血液・がん学会学術賞を受賞

 2011年11月25日から27日まで、前橋市で開催された第53回日本小児血液・がん学会学術集会において、当科の廣瀬衣子先生の「Aberrant induction of LMO2 by the E2A-HLF chimeric transcription factor and its implication in leukemogenesis of B-precursor ALL with t(17;19).」が、第1回日本小児・がん学会学術賞の基礎研究部門を受賞しました。この論文は、血液研究の分野で最も権威あるBLOOD誌に掲載されたものです。
 日本小児・がん学会学術賞は、2008年に設立された日本小児血液学会賞を、日本小児血液学会が日本小児がん学会と合併して新たに日本小児血液・がん学会となったのに伴い発展的にリニューアルさせたものです。小児血液分野と小児がん分野のそれぞれにおいて、国内外の医学雑誌に掲載された原著論文のなかで国内の施設で行われた研究を対象に、基礎と臨床分野から各1編の論文が選出されます。
 今回の選考には、当科からは赤羽弘資先生の「Specific induction of CD33 expression by E2A-HLF: the first evidence for aberrant myeloid antigen expression in ALL by a fusion transcription factor」も選考委員会によってノミネートされていました。また、2008年の第1回日本小児血液学会賞は当科の古市嘉行先生が受賞しています。


 廣瀬先生は、学会員懇親会の席上で表彰を受けるとともに、プレナリーセッションにおいて特別講演を行いました。研究内容につきましては、こちらをごらん下さい。


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