中澤眞平賞
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中澤眞平学術賞
設立の経緯
中澤眞平先生は、1992年から2007年まで、山梨大学小児科学講座の教授として教室の発展に力を尽くされました。また、1995年から8年間は東京小児がん研究グループ(TCCSG)の会長を、1998年から4年間は日本小児血液学会の理事長を兼務されました。
中澤眞平先生は、1980年代初めからフローサイトメトリー解析による外注検査が一般的となる1995年までの長い間、TCCSGの参加施設における白血病検体の表面抗原解析を精力的に進められて、解析結果をコメントともに各主治医に迅速に報告されてきました。これらの解析データは、患者さんへの適切な治療に直結しただけでなく、TCCSGの臨床研究が国際的に評価される科学的な基礎となりました。
中澤眞平先生は2012年7 月27日に亡くなられました。同年9月22日に甲府市でご遺族もお招きして開催された、「お別れの会」への参加者へのご厚志と、奥様の中澤博江先生からのご寄付を原資にして学術賞が設立されました。
設立の趣旨
東京小児がん研究グループ(TCCSG)は、中澤眞平先生のベースキャンプのようなところでしたが、そこに中澤眞平学術賞を設けて優れた小児血液の研究をされた会員に授与することによって、研究活動を活性化するとともに先生のお名前を永く残したいと考えてご提案し、奥様の中澤博江先生(元東海大学生理学教授)のご賛同をいただき設立いたしました。
副賞として山梨県立美術館が所有するジャン=フランソワ・ミレーの作品「落ち穂拾い」のレプリカが授与されます。これは、収穫され終わったかに見える研究領域にも、たくさんの研究の種が落ちているとして、研究室に中澤眞平先生がレプリカを飾られたことに由来するものです。発起人 山梨大学小児科 杉田完爾教授 (2012年9月)
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