留学体験記
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ワシントン大学Dr.Todd Druley研究室への留学
小児血液、腫瘍 玉井望雅
私は2017年10月〜2020年7月の期間、アメリカミズーリ州にあるワシントン大学セントルイス校のDr. Todd Druleyの研究室へ留学しました。大学院生の頃、私は出生時より発症する特殊な小児白血病である乳児白血病の研究をしていました。この疾患についてより深く理解したいと思った私は、当時乳児白血病の研究で大きな成果を挙げていたDr. Druleyの研究室へ行くことに決めました。留学中、私は多能性幹細胞を用いた乳児白血病発症モデルの樹立という大きなプロジェクトを任せてもらいました。多能性幹細胞は様々な組織に分化する能力を持った細胞です。この多能性幹細胞の遺伝情報を変化させて、さらに血液への分化を誘導することで造血異常が引き起こされました。これは出生時より発症する乳児白血病の病態を模倣する画期的なシステムでした。この留学中に、最先端の研究施設でハイレベルな研究者たちと交流することができ、私の研究に対する意欲はより一層刺激されました。私のライフワークは小児白血病の発症メカニズムを解き明かすことです。留学で得た経験と知識を今後の臨床と研究に活かしていきたいと思います。
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