研究班
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7つの研究班・グループが活躍しています!
研究内容
白血病、固形腫瘍などの小児がんや再生不良性貧血、先天性免疫不全症などの血液疾患を対象に、質の高い医療を展開しています。また、日本造血細胞移植学会の認定診療科として、骨髄・臍帯血バンクを介した非血縁者間移植を含む全ての造血幹細胞移植療法を行っています。
サブスペシャリティ認定医・専門医
所属学会
- 日本小児血液・がん学会
- 日本血液学会
- 日本造血細胞移植学会
- 日本輸血・細胞治療学会
- 日本免疫不全・自己炎症学会
- The International Society of Paediatric Oncology (SIOP)
取得可能な専門医・認定医
- 日本小児血液・がん専門医
- 日本血液学会専門医(血液内科専門医プログラム)
- 日本造血細胞移植認定医
血液・腫瘍班の特長
研究テーマ
研究面では、主に難治性白血病を対象に、病態や薬剤耐性機序の解明と新規治療法の開発をテーマとして、学内外の研究室とも積極的に共同研究を進めており、研究と臨床を両輪で進めるPhysician-Scientistの育成に力を入れています。特に、中澤眞平教授の時代から世界に類のない多様な白血病細胞株を数多く樹立・保有しており、研究を行う上での強みになっています。
研究内容
山梨大学小児神経班では、小児科専門医に加えて、小児神経専門医・てんかん専門医・脳波専門医などを有する医師を中心に、発達障害・てんかん・神経救急などの小児神経疾患の診療を行っています。
サブスペシャリティ認定医・専門医
所属学会
- 日本小児神経学会
- 日本てんかん学会
- 日本臨床神経生理学会
取得可能な専門医・認定医
- 小児神経専門医
- てんかん専門医
- 日本臨床神経生理学会専門医 (脳波・筋電図)
神経・発達・睡眠班の特長
研究テーマ
前頭葉機能と神経発達症の関連についての研究を長年行っており、小児神経学会の優秀論文賞を複数受賞するなど、その成果は国内外で高く評価されています。各関連病院や教育学部と連携して、脳波や近赤外線スペクトロスコピーなどの非侵襲的脳機能検査や神経心理検査を組み合わせ、神経発達症、てんかん、睡眠障害などの病態解明やバイオマーカーの開発に力を入れています。
てんかんに関しては臨床研究に加えて、本学薬理学講座と提携し、マウスモデルを用いたグリア細胞依存的なてんかん原生獲得機構についての基礎研究も行っています。
包括的な小児神経診療システム
医療・福祉・教育の垣根を超えた包括的な小児神経診療システムの構築を目指した取り組みを行っており、一例として、発達障害の早期発見・早期療育に向けた5歳児健診を全国に先駆けて導入するなどしています。また山梨県内の医療機関と連携し、てんかん、神経発達症、重症心身障害、脳炎脳症などの神経救急の医療ネットワークを構築しています。
研究内容
遺伝部門では、次世代シークエンサーなど最新の遺伝子解析技術を駆使して、遺伝性疾患発症の原因解明や、遺伝カウンセリングの質の向上を目指した診療体制の構築を目指しています。
内分泌・代謝部門では、遺伝部門と連携して、遺伝性内分泌疾患の遺伝子レベルでの解析を行い、病態解明による適切な医療介入を行うこと、また内分泌研究レベルの向上を目指しています。
主な研究テーマとしては、「成長障害や甲状腺機能低下症における次世代シークエンサーを用いた包括的遺伝子解析」や、「栄養状態の包括的評価による成長への影響の解析」などのテーマについて研究しています。いずれの疾患においても、まだ解明されていない病態や、新たな治療法に関する検討は限りがなく、毎日新しいチャレンジを感じながら診療や研究にあたっています。サブスペシャリティ認定医・専門医
所属学会
- 日本人類遺伝学会
- 日本遺伝カウンセリング学会
- 日本内分泌学会
- 日本小児内分泌学会
- 日本糖尿病学会
- 日本小児・思春期糖尿病学会
- 日本マススクリーニング学会
- Asia Pacific Pediatric Endocrine Society(APPES)アジア・太平洋小児内分泌学会
- European Society for Pediatric Endocrinology(ESPE)ヨーロッパ小児内分泌学会
- International Society for Pediatric and Adolescent Diabetes(ISPAD)国際小児思春期糖尿病学会
取得可能な専門医・認定医
- 日本人類遺伝学会 臨床遺伝専門医
- 日本内分泌学会 内分泌代謝科(小児科)専門医
- 日本糖尿病学会専門医
研究内容
腎グループでは、ネフローゼ症候群、糸球体腎炎、腎尿路奇形、膠原病、尿細管機能異常症などの腎疾患の診断や治療を行っています。腎疾患の確定診断に必要な腎生検を年に10~15件ほど実施しています。また、小児泌尿器科疾患についても、泌尿器科とのカンファレンスを行い、診療を行っています。多種多様な腎疾患を経験でき、腎臓専門医として十分な研修内容を備えています。さらに学校検尿の集計管理など、地域医療への協力も行っています。また小児腎臓病専門研修以外に、膠原病として、SLEの他、若年性特発性関節炎などのリウマチ専門医研修を行うことも可能です。研究テーマとしては、「小児泌尿器腎疾患の臨床研究」、「血液や尿中リンパ球のフローサイト解析による腎疾患の免疫学的機序の研究」などを行っており、現在は「学校検尿の集約的システム作り」に邁進中です。
サブスペシャリティ認定医・専門医
研修の概要
・日本腎臓学会腎臓専門医(小児科)認定申請の資格を得る。
・山梨大学小児科での専門研修を中心に、腎疾患研修可能な医療機関(山梨県立中央病院など)で一般的な腎疾患診療など、計3年以上の研修。
・研修期間中に学会発表、論文発表を行う。所属学会
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- 日本腎臓学会
- 日本小児腎臓病学会
- 日本リウマチ学会
- 日本小児リウマチ学会
取得可能な専門医・認定医
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- 日本腎臓学会腎臓専門医(小児科)
- 日本リウマチ学会専門医(小児科)
研究内容
山梨大学小児科の循環器グループでは、
・先天性心疾患の胎児期の診断・管理
・新生児期の重症な心疾患の呼吸循環管理を中心とした集中治療
・心疾患に対してのカテーテル検査・治療
・心臓手術の術前・術後管理
・川崎病、肺高血圧、心筋疾患、不整脈に対する診断・治療
を行っています。
小児科内だけでなく、心臓血管外科、小児外科、産婦人科、循環器内科、放射線科、麻酔科、集中治療部といった複数の診療科と密に連携を図りながら、チーム医療を行っています。また、成人期に達した、先天性心疾患(成人先天性心疾患)や川崎病冠動脈病変等の小児期発症の心疾患の診療に関しても、循環器内科、心臓血管外科と協力し、また県内外との医療機関と連携を図りながら、生涯を通じて一貫した診療システムを構築できるよう今後も努力していきたいと考えています。
循環器グループで行っている専門診療
・胎児心エコー
・心房中隔欠損、動脈管開存に対するカテーテル治療
・難治性川崎病に対する血漿交換療法
・小児の心肺停止に対するECMO CPRサブスペシャリティ認定医・専門医
所属学会
- 日本小児循環器学会
- 日本循環器学会
- 日本Pediatric Interventional Cardiology 学会
- 日本成人先天性心疾患学会
- 日本胎児心臓病学会
- 日本小児心筋疾患学会
- 日本川崎病学会
取得可能な専門医・認定医
- 小児循環器専門医
- 循環器専門医
- 胎児心エコー認定医
研究内容
新生児集中治療部は地域周産期母子医療センターとして、山梨県立中央病院など県内の周産期施設と連携して新生児の診療を行い、小児科専門医や新生児専門医を目指した研修を行っています。
当院では在胎32週以降、出生体重1500g以上の早産・低出生体重児、呼吸障害、子宮内発育不全児、黄疸、感染症、哺乳不良、先天性疾患を有する児の診療を行っています。サブスペシャリティ認定医・専門医
所属学会
- 日本周産期・新生児医学会
- 日本新生児成育学会
取得可能な専門医・認定医
- 周産期専門医(新生児)
新生児診療グループの特長
各部門の専門医が連携
特に先天性の心臓疾患、神経疾患、内分泌疾患、腎臓疾患、染色体異常症などを持つお子さん達の入院管理は、心臓血管外科や小児外科の先生方の御協力をいただき、各部門の専門医が連携して診療を行っています。
研究内容
山梨県では一次救急医療を担う各診療所や小児初期救急医療センター、二次救急医療を担う各地域の中核病院、三次救急医療を担う当院及び山梨県立中央病院と、こどもたちの重症度に応じた医療を24時間提供できる制度が整備されております。
当チームでは、小児三次救急医療病院として、初期・第二児次救急では対応が困難な、より重篤な小児救急患者に対する救急・集中治療を行っております。また、小児科内各専門チームや院内救急部・集中治療部と連携した高度な小児救急・集中治療を行うことにより、こどもたちの救命率の向上に努めて参ります。
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教室お知らせ
- 2024.11.06
第24回山梨県小児医療セミナー【開催
- 2024.08.14
第163回日本小児科学会山梨地方会
- 2024.06.05
保坂郁実先生が令和5年度山梨県医師会
- 2024.05.14
第23回山梨県小児医療セミナー【開催
患者様へのお知らせ
- 2022.10.14
- その他
18トリソミーの子どもたち写真展 ~
- 2022.08.29
- 病棟
入院受け入れ制限に関して
- 2022.05.07
- その他
山梨県から、こどもの心肺蘇生法動画が
- 2022.01.24
- 緊急のお知らせ
山梨大学小児病棟、NICU、GCUへ