診療案内
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専門チーム
血液・腫瘍チーム
血液・腫瘍チームについて
血液班は、小児がん(白血病、悪性リンパ腫、神経芽腫、横紋筋肉腫、肝芽腫、腎芽腫など)と血液疾患(貧血、出血性疾患)・免疫異常の患者さんを主な対象に、県内で唯一の専門施設として診療を進めています。
治療を円滑に進めるために、小児外科などの外科系診療科および病理部、放射線部、薬剤部、緩和療法部などと一緒に院内小児がんカンファレンスを定期的に行っています。外来では、これらの患者さんの長期フォローアップも行っています。血液・腫瘍チームの特長
小児がんの治療
小児がんの治療は、日本小児がん研究グループ(JCCG)による全国統一の治療方針に沿って、抗がん剤による化学療法、外科的手術療法、放射線療法を組み合わせた集学的治療を行っています。
造血幹細胞移植療法
難治性の白血病や固形腫瘍、重症再生不良性貧血、先天性免疫不全症などの患者さんに対しては、造血幹細胞移植療法を行っています。2018年度までの累計で、自家移植を40件と同種移植を101件 (血縁者間46件、骨髄・臍帯血バンクを介した非血縁者間55件) の合計141件の移植を行いました。
神経・発達・睡眠チーム
神経・発達・睡眠チームについて
山梨大学小児神経グループでは、県内関連病院と広く連携し小児神経疾患の診療をおこなっています。
本学関連施設である、国立甲府病院、あけぼの医療福祉センターを中心に、重症心身障害児(者)への医療の提供を行っており、あけぼの医療福祉センター・富士東部リハビリテーションクリニックでは小児リハビリテーションも行っています神経・発達・睡眠チームの特長
てんかん
山梨大学てんかんセンターにおいて、脳外科・精神科・神経内科と連携して診療を行っています。
発達障害
県立こころの発達総合支援センター児童精神科とも連携して高度な専門診療を行っています。
神経救急疾患
山梨県立中央病院と連携し、三次救急医療に対応しています。
遺伝・内分泌・代謝チーム
遺伝・内分泌・代謝チームについて
遺伝子疾患診療センターでは、小児から成人までの遺伝性疾患の遺伝カウンセリングを行っています。遺伝性疾患に関連した各診療科と連携して、染色体異常症をはじめとする先天性疾患、成人期の遺伝性腫瘍や神経変性疾患などのカウンセリングを担当しています。
内分泌・代謝部門では、内分泌疾患や糖尿病、先天代謝異常症に対する専門診療を行っています。
主な疾患としては、成長障害、小児期発症1型・2型糖尿病、新生児マス・スクリーニングで発見される代謝性疾患、下垂体機能異常症、甲状腺疾患、副腎疾患、思春期早発症、小児がん経験者(CCS)などの診療を行っています。小児の成長に関わるあらゆる疾患に対応してゆけるような診療体制を目指し、患者さんとそのご家族に寄り添った診療を心がけています。腎臓チーム
腎臓チームについて
腎グループでは、ネフローゼ症候群、糸球体腎炎、腎尿路奇形、膠原病、尿細管機能異常症などの腎疾患の診断や治療を行っています。小児腎疾患の確定診断に必要な腎生検を行える県内唯一の施設です。保育園や三歳児検尿、学校検尿などで早期に発見された腎糸球体性疾患や泌尿器科的疾患を遅滞なく診断し治療につなげていきます。
当科では、特にIgA腎症・紫斑病性腎炎の完全治癒を目指して、早期から扁摘パルス療法を行ってきました。中には治療で透析を免れて成人になり、現在は医療を守る側で就業されている患者さんもいらっしゃいます。
50年後の腎機能正常、普通生活を目指して、日々診療に従事しております。また、当グループでは腎疾患以外にも、SLEの他、若年性特発性関節炎や血管炎などの自己免疫疾患の診療も担当しています。循環器チーム
循環器チームについて
山梨大学小児科の循環器グループでは、
・先天性心疾患の胎児期の診断・管理
・新生児期の重症な心疾患の呼吸循環管理を中心とした集中治療
・心疾患に対してのカテーテル検査・治療
・心臓手術の術前・術後管理
・川崎病、肺高血圧、心筋疾患、不整脈に対する診断・治療
を行っています。
小児科内だけでなく、心臓血管外科、小児外科、産婦人科、循環器内科、放射線科、麻酔科、集中治療部といった複数の診療科と密に連携を図りながら、チーム医療を行っています。循環器チームの特長
生涯を通じて一貫した診療システム
成人期に達した、先天性心疾患(成人先天性心疾患)や川崎病冠動脈病変等の小児期発症の心疾患の診療に関しても、循環器内科、心臓血管外科と協力し、また県内外との医療機関と連携を図りながら、生涯を通じて一貫した診療システムを構築できるよう今後も努力していきたいと考えています。
新生児診療チーム
新生児診療チームについて
山梨大学では2011年4月に新生児集中治療部としてNICU/GCU病棟が開設されました。現在はNICU病棟6床、GCU病棟12床の体制で、年間約200名の新生児の入院治療を行っています。
早産児、低出生体重児、呼吸障害や黄疸のお子さんの入院治療を行い、なかでも心臓疾患や染色体異常症など先天性疾患のお子さんの診断や治療を行っています。新生児診療チームの特長
周産期施設ネットワーク
山梨県では山梨県立中央病院など県内の主要な周産期施設でネットワークを構築し、それぞれの特色を踏まえた機能分担をしながら、県内の新生児の治療成績の向上を目指して日々診療にあたっています。
小児救急医療チーム
小児救急医療チームについて
山梨県では一次救急医療を担う各診療所や小児初期救急医療センター、二次救急医療を担う各地域の中核病院、三次救急医療を担う当院及び山梨県立中央病院と、こどもたちの重症度に応じた医療を24時間提供できる制度が整備されております。
当チームでは、小児三次救急医療病院として、初期・第二児次救急では対応が困難な、より重症な小児救急患者に対する救急・集中治療を行っております。小児救急医療チームの特長
救命率の向上
小児科内各専門チームや院内救急部・集中治療部と連携した高度な小児救急・集中治療を行うことにより、こどもたちの救命率の向上に努めて参ります。
患者様へのお知らせ
- 2022.10.14
- その他
18トリソミーの子どもたち写真展 ~
- 2022.08.29
- 病棟
入院受け入れ制限に関して
- 2022.05.07
- その他
山梨県から、こどもの心肺蘇生法動画が
- 2022.01.24
- 緊急のお知らせ
山梨大学小児病棟、NICU、GCUへ
教室お知らせ
- 2024.11.06
第24回山梨県小児医療セミナー【開催
- 2024.08.14
第163回日本小児科学会山梨地方会
- 2024.06.05
保坂郁実先生が令和5年度山梨県医師会
- 2024.05.14
第23回山梨県小児医療セミナー【開催